リシャール・ミルの〝陰の右腕〟硬く、美しい素材加工の名手

時計特集

手前が、RM055が採用するATZ製ベゼル。奥が、RM 52-01などが採用するブラックセラミックス製ベゼル。バンゲルターはブランク(左から2番目)の状態でサプライヤーから購入し、CNCマシンを駆使して精密加工を行う。ヴィッカース硬さは前者が1400で後者が1200。パウダーの原料は前者が二酸化ジルコニウム76%、酸化アルミニウム20%、酸化イットリウム4%。後者が二酸化ジルコニウム95%、酸化イットリウム5%。
鈴木幸也(本誌):取材・文
Text by Yukiya Suzuki (Chronos-Japan)

かつて、専門性の高いムーブメントメーカーやサプライヤーと自在に組むことで、常に適材適所の製造体制を構築し、“ファブレスマニュファクチュール”として、時計業界を驚かせる新作を次々と発表してきたリシャール・ミル。
近年はさらなる発展の足掛かりとして、自社製基幹キャリバーの開発やケースメーカーの買収に乗り出し、“ファブレス”から“リアル”マニュファクチュールへと転換を図っている。
そのリシャール・ミルが新たに組んだパートナーは、超硬素材精密加工のエキスパートであった。

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