デジタル日付表示の最進化形

時計特集 美しいカレンダー表示を求めて

大口径のダイアルは、ふたつの2桁表示窓とふたつのインダイアルを備えてもなお余白を残し、悠々とした佇まいを見せる。アウトラインを垂直に切り落としたかのような植字インデックスもモダンで、デジタル表示と見事に調和する。各表示窓の下のプレートは、3時と9時のバーインデックスと同幅とし、延長線上に置くレイアウトも巧妙だ。
吉江正倫:写真 Photographs by Masanori Yoshie
髙木教雄、広田雅将:取材・文 Text by Norio Takagi, Masayuki Hirota

「睦月」や「如月」ではなく数字で月を表記する日本と違って、欧米では今も数字ではなく、「January」「February」といった個別の月名を用いるのが一般的だ。時計の月表示の多くもこれに倣う。しかしIWCは、そんな通例に抗い、日付表示に加えて、月表示も2桁のデジタル表示にすることに挑んだ。巨大なダブル表示窓がふたつ居並ぶ様子は、なんともモダン。窓の大きさは大型ケースによる広々としたダイアルでカバーし、モダンな印象を高める。さらに大型ディスクを切り替えるためのパワーを蓄えるメカニズムによって、永久カレンダーの表示を大きく革新した。

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