グラスヒュッテ・オリジナル 2019新作一挙公開!

時計特集

今のグラスヒュッテ・オリジナルは、ドイツ時計らしい重厚なメカニズムに加えて、自社で製造する極めて良質な文字盤を備えている。ムーブメントは良いが外装はイマイチ、という時代を思えば隔世の感がある。今年はそんな個性を強調すべく、「シックスティーズ」コレクションにグラデーションを持つレッドブラックラッカー仕上げの文字盤を追加。また、純然たる新作のダイバーズウォッチ「シーキュー」を加えたほか、傑作「セネタ・クロノメーター」をリファイン。さらに超大作の「セネタ・クロノメーター・トゥールビヨン」をリリースした。地味だが、良質な時計をリリースするグラスヒュッテ・オリジナル。個人的には、今最も見るべき価値のある時計メーカーのひとつだと思っている。

シックスティーズ・パノラマデイト・アニュアル・エディション

シックスティーズ・パノラマデイト

自動巻き(Cal.39-47)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(直径42mm、厚さ12.4mm)。3気圧防水。価格未定。

今や恒例となった(?)、1年限定のユニークダイアルモデル。今年はグラデーションを持つレッドブラックラッカー仕上げを採用した。ジャーマンシルバーのベースにプレスをかけ、その上に何層もラッカーを重ねていく。さすがに自社で文字盤を製造するだけあって、その質は極めて高い。搭載するのは、今や古典の極みとなったCal.39系。パワーリザーブが短いのは残念だが、精度は良く、またローターからのノイズも、今の高級品に比肩するほど小さい。この色が気に入った人は是非どうぞ。しかし、グラスヒュッテ・オリジナルの時計を文字盤で選ぶ時代が来るとは、だれが想像しただろうか?


シーキュー

シーキュー

自動巻き(Cal.39-11)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(直径39mm、厚さ12.15mm)。20気圧防水。価格未定。

グラスヒュッテ・オリジナルの5番目のコレクションが、スポーツウォッチコレクションの「スペシャリスト」だ。その1作目に当たるのが、ダイバーズウォッチの「シーキュー(SeaQ)」である。ベースとなったのはグラスヒュッテ・オリジナル初のダイバーズウォッチ。1969年にリリースされた同モデルの外装をほぼ忠実に再現した。しかし、文字盤やケースの質は、今のグラスヒュッテ・オリジナルらしく極めて良い。用意されたのは2モデル。直径39mmと43mmの「パノラマデイト」だ。個人的な好みは、Cal.39を搭載する前者。フリースプラングでないのは残念だが、スポーツウォッチに使えるだけの実力は持っている。また、回転ベゼルには、新規設計されたセラミックスのボールベアリングで保持するシステムを採用。あえて垂直方向に収めることで、ケースの小型化に成功した。ケースの造形は地味だが、同社のプロダクトマネージャーが胸を張ったほど仕上げは良い。


シーキュー・パノラマデイト

シーキュー・パノラマデイト

自動巻き(Cal.36-13)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約100時間。SS(直径43mm、厚さ15.65mm)。20気圧防水。価格未定。

こちらは、傑作Cal.36を搭載するパノラマデイト。ムーブメントの直径が大きいためケースサイズは43mmに拡大された。しかし、約100時間のパワーリザーブと、バヨネットシステムによる強固なムーブメントの保持、そして耐磁性に優れるシリコン製のヒゲゼンマイはダイバーズウォッチに相応しい。パフォーマンスで選ぶなら、39mmサイズではなく、43mmのパノラマデイトで決まりだ。なお、すべてのシーキューはセラミックベゼルと、セラミックスのボールで保持する回転ベゼルシステムを持っているほか、ISOのダイバーズ検定を受けている。また、裏蓋をリングで留める構造を持っているため、ダイバーズウォッチにもかかわらずトランスパレントバックとなった。

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