ブランパン(BLANCPAIN) 2019新作一挙公開!

時計特集

ブランパンの1/3を占めるのは、ダイバーズウォッチの「フィフティ ファゾムス」。2019年は、チタン製の軽量なモデルを投入したほか、好事家向けの限定モデルを追加した。個人的に引かれたのは、西ドイツ軍向けに作られた「バラクーダ」の再現モデル。見た目はレトロだが、外装の質感は今のフィフティ ファゾムスだ。また、「ヴィルレ」の女性モデルはデイト表示を追加したほか、待望のブレスレットモデルをリリース。これは現行品では珍しい、非常にコストのかかった多連のブレスレットだ。また、ヴィルレの薄いGMTモデルも、普段使いに適したビジネスウォッチである。

フィフティ ファゾムス


フィフティ ファゾムス チタン

自動巻き(Cal.1315)。35石。パワーリザーブ約120時間。Ti(直径45mm、厚さ15.4mm)。30気圧防水。価格未定。

今やブランパンの顔となったフィフティ ファゾムス。非常に優れた時計だが、重さが弱点と言えば弱点だった。2019年は基本的なスタイルはそのままに、ケース素材のみをTiに変更。併せて軟鉄製の耐磁用インナーケースを省いている。CEOのマーク・ハイエックいわく「シリコン製ヒゲゼンマイの採用により、耐磁ケースは必要がなくなった」ため。結果、時計の重さは約80gに抑えられ、ケース厚も0.1mm薄くなった。普通、SSからTiにケース素材を替えると、回転ベゼルの感触は変わる。しかし本作の手触りは、SSモデルに同じである。非常に魅力的な時計。


エアコマンド


ブランパン エアコマンド

自動巻きCal.F388。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径42.5mm、厚さ13.77mm)。3気圧防水。限定500本。価格未定。

ブランパン好きには懐かしいエアコマンド。今年ブランパンは、その名称をリバイバルした。もっとも、形はかつてのものと大きく異なる。今回は、米国空軍のために12本試作したクロノグラフをほぼ忠実に再現したという。ベゼルはセラミックスになり、風防はドーム型のサファイアクリスタルに改められたほか、ケースサイズも拡大されている。搭載するムーブメントは10振動版のCal.F388。空軍向けのエアコマンドらしく、フライバック機構が備わっている上、その感触も良好だ。F185ベースのものより、明らかに性能も向上した。仕上げも良く、愛好家好みのディテールを備えるが、唯一秒針がないのは残念。


フィフティ ファゾムス バラクーダ


フィフティ ファゾムス バラクーダ

自動巻き(Cal.1151)。28石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約100時間。SS(直径40.3mm、厚さ13.23mm)。30気圧防水。限定500本。価格未定。

時計ファン感涙の1本。1960年代後半、西ドイツ海軍に納入された通称「バラクーダ」をモチーフにした限定モデルである。文字盤のカラーリングはオリジナルに同じ。ただし、凝ったサファイアクリスタル製の回転ベゼルを備えるほか、ケースの磨きなどは、ダイバーズウォッチとは思えないほど良い。ムーブメントは定番のCal.1151。ただ個人的には、2万1600振動/時に約100時間のパワーリザーブよりも、2万8800振動/時で約68時間パワーリザーブ仕様であればなお良かった。ヒゲゼンマイにシリコンを採用することで、等時性と耐磁性が改善されている。

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