MB&F、深紅の「HM7 アクアポッド」最新作を発表

時計特集

マキシミリアン・ブッサー率いるMB&Fが、ブランドのアイコニックモデルであるトゥールビヨン搭載の水中用時計コレクション「HM7 アクアポッド」から、プラチナ製の鮮やかなレッドモデル「HM7 アクアポッド プラチナム レッド」を新作として投入してきた。このモデルはHM7 アクアポッドでは初めてのプラチナ製で、さまざまなカラーを採用してきたMB&Fにおいても初となる鮮やかなレッドをあしらったモデルである。「HM7 アクアポッド」はこれまでチタン製のブルーモデル、グリーンモデル、18Kローズゴールド製ブラックモデルが展開されてきた。それらに続くレッドモデルも見てみよう。

Originally published on watchtime.com
Text by Logan R.Baker

MB&F「HM7 アクアポッド プラチナム レッド」

MB&F「HM7 アクアポッド プラチナム レッド」。自動巻き。35石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約72時間。Pt(直径53.8mm、厚さ21.3mm)。50m防水。ラバーストラップ。16万5000ドル、または15万5000スイスフラン。


 新しいカラーとケース素材を採用した「HM7 アクアポッド プラチナム レッド」、新しくなったのはこの2点だけではない。まずは刷新されたインデックスから記述する。「HM7 アクアポッド」の既存モデルでは数字の移動するアルミ製の回転リングで時分が表示されていたが、新作の「HM7 アクアポッド プラチナム レッド」ではチタン製の立体的な数字が採用された。数字をそれぞれのリングに固定するステムはDLCコーティングでブラックに仕上げられ、数字が浮遊しているような視覚的な効果を生んでいる。外観的に新しくなったもう1点は、時計の中央に配されたフライングトゥールビヨンの見せ方だ。既存モデルではトゥールビヨンに重なっていたブリッジを取り払い、代わりにクリアなサファイアクリスタル製のパーツを採用したのである。これによってムーブメント内部は今まで以上に露出し、採光によってより明るく見えるようになった。

逆回転防止ベゼルはケース本体の外側で浮いているようなデザインになっている。なおベゼルと半球構造に挟まれた間にふたつのリュウズがあり、9時側は巻き上げ用、3時側は時刻合わせ用となっている。

 MB&Fによると、レッドカラーがアクアポッドの新作に採用された理由は、時計の元々のインスピレーションであった「クラゲ」によるところが大きいようだ。ダイバーたちにはよく知られていることだが、海の深いところへ潜ると、人の目で認識できるカラーは限られてくる。レッドは可視光スペクトルの最下位にあるため水に最も吸収される色であり、最初に見えなくなるカラーだ。それゆえ深海と海面を行き来するクラゲの胃袋は、自身をカムフラージュするために迷彩の役割を果たす赤い腹部を持っていることが多い。そうすることでクラゲの透明な胴体から腹部の中にある内容物を隠すことができ、捕食者から狙われにくくなるからである。海洋界を考える時にすぐに念頭に浮かぶ色ではないが、クラゲに関して言えば特殊な意味合いであるレッドが新色で採用されたのである。

クリアなサファイアクリスタル製のパーツを採用したことで露出度を上げたフライングトゥールビヨン。

 


「HM7 アクアポッド プラチナム レッド」は25本のリミテッドエディションで、レッド、ホワイト、ブラックの3本のラバーストラップが付属する。



Contact info: MB&F https://www.mbandf.com/


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