ゴジラ誕生65周年記念モデルに見るグランドセイコーとゴジラの“深い関係”

時計特集

グランドセイコー「ゴジラ 65th アニバーサリー リミティッド エディション SBGA405」

服部時計店の本社ビルとして建てられ、銀座のランドマークとして親しまれている和光の上にたたずむ時計塔は、第二次世界大戦を奇跡的に生き延びた。
しかしそれでさえも、1954年に公開された映画の中で、日本の有名な怪獣「ゴジラ」が銀座に来襲した際の攻撃から逃れることはできなかった。
時を経て2019年、ゴジラとセイコーが一緒に周年記念を祝うこととなった。
今年は東宝が日本を代表する怪獣をポップカルチャーの中に送り出してから65年目、
そしてセイコーが時計業界に革命をもたらしたスプリングドライブを開発して20年目の節目となるのだ。
ふたつのマイルストーンがスタイリッシュに融合したのが、グランドセイコーの新作「ゴジラ 65th アニバーサリー リミティッド エディション SBGA405」である。

Originally published on watchtime.com
Text by Mark Bernardo

グランドセイコー×ゴジラ

 強度の高いブライトチタンを採用した直径44.5mmケースは、日本の伝説的怪獣映画につながる要素をまとい、マニアの期待を上回る完成度を手に入れた。

 2017年にセイコーの1ラインから高級時計ブランドとして独立したグランドセイコーは、このコラボレーションモデルに分かりやすいグリーンではなく、ダークレッドを基本とした色調を与えている。

 深紅の文字盤の放射パターンはゴジラが吐き出す赤い放射熱線を思わせ、赤いコーティングが施されたシャークスキンストラップはそのラフな質感がさながらゴジラの皮のようだ。

文字盤はゴジラの放射熱線の色を、ストラップのラフな仕上がりはゴジラの質感を表現している。

 グランドセイコーによると、ケースのアングルを効かせた形状は「ゴジラの巨大さを生き生きと表している」そうである。

ケースバックには和光を破壊するゴジラの姿が

 時分針と秒針、アワーマーカー、そしてサファイアクリスタル製ベゼルの数字はセイコー独自のルミブライトによって、暗闇でも高い視認性が確保されている。

 同じサファイアクリスタル製のケースバックには、ゴジラとセイコーのコラボレーションとも言うべき、和光の時計塔を破壊するゴジラがプリントされている(幸いにも現実世界では銀座の中心地、4丁目にある和光はゴジラには破壊されておらず、セイコーと東京にとってアイコニックなシンボルとなっている)。このイラストは2016年公開の映画「シン・ゴジラ」で監督および特技監督を務めた樋口真嗣によって描き起こされたものだ。

サファイアクリスタル製ケースバックを飾る、セイコーの時計塔を破壊するゴジラのイラスト。和光との感動的な再演が果たされている。

 そのゴジラのイラストの後ろでは20気圧防水のケースに内包された、グランドセイコーの自動巻きスプリングドライブ、Cal.9R15が駆動している。約72時間のパワーリザーブは8時位置のインジケーターによって残量が示される。

 セイコーによって開発されたスプリングドライブというムーブメントの駆動機構は、主ゼンマイを原動力としながらヒゲゼンマイやテンワ、ガンギ車、アンクルといった伝統的な脱進調速機構を用いていない。

 代わりにクォーツを振動させるトライシンクロレギュレーターがスプリングドライブの制御を行っているのだ。なお、本作で搭載されるCal.9R15は最もベーシックなスプリングドライブムーブメント、Cal.9R65を特別調整したものであり、日差±0.5秒、月差±10秒までスペックが高められている。

 グランドセイコーの「ゴジラ 65th アニバーサリー リミティッド エディション SBGA405」はグランドセイコーブティックおよびグランドセイコーサロンへ、2019年11月9日に“襲撃”する予定だ。価格は130万円。

グランドセイコー「ゴジラ 65th アニバーサリー リミティッド エディション SBGA405」
自動巻きスプリングドライブ(Cal.9R15)。30石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタン(直径44.5mm、厚さ14.3mm)。20気圧防水。世界限定650本。130万円(税別)。


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