「904Lステンレススティール」をボール ウォッチ史上初めて使用した「エンジニアⅢ オハイオ」

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 堅牢で信頼性の高い機械式時計を展開するボール ウォッチは、ブランドとして初めてスーパーステンレススティールと呼ばれる、「904 Lステンレススティール」をケース&ブレスレットの素材に使用した「エンジニアⅢ オハイオ」を、8月から発売する。

エンジニアⅢ オハイオ

「オハイオ」という名称は、創業者のウェブスター・クレイ・ボールが正確な鉄道時計を構築した地、クリーブランドがある米国の州のこと。すなわち、同社哲学=“あらゆる過酷な環境下で正確に時を告げる”を具現化した腕時計であることを意味している。
■エンジニアⅢ オハイオ
自動巻き。904L SSケース(直径40mm)。100m防水。耐磁80,000A/m。170,000円(税別)。

 今回リリースする「エンジニアⅢ オハイオ」は、耐衝撃性と耐磁性に優れる「エンジニアシリーズ」のシンプルかつ実用的なスペックを踏襲しつつ、外装マテリアルにボール ウォッチでは初めて「904Lステンレススティール」を使用した。同素材は他のステンレススティールとは大きく異なり、クロム、モリブデン、ニッケル、銅の含有量が高く、広く使われている「304」や高級ブランドが採用している「316L」の性能を大きく超越するものだ。

 「904L」の特性は腐食やサビ、酸に対して優れた耐性を持つことで、化学産業や医療器具、自動車部品、海洋分野のコンポーネントなどに使われている。腐食の原因である海水に対して有効な合金鋼のため、淡水化施設への取水や海洋深層水の取水に使う機器にも採用されているのだが、日本人に馴染みの深いところでは、源泉から温泉を引くポンプやパイプの一部に使われているケースもあるようだ。

エンジニアⅢ オハイオ
「エンジニアⅢ オハイオ」と「904Lステンレススティール」
海水に直接触れなくても、海辺で着用しているだけでも付着してしまう海塩粒子のほか、ヒトの汗や皮脂汚れでもステンレススティールの腐食は始まる。サビは見た目を損なうだけではなく、肌荒れの原因にもなって、やがてケース内部に広まってしまい故障の原因になっていく。外装を清潔に保つことは時計を長く使うための基本だが、腐食を低減する「904Lステンレススティール」は、腕時計にとって理想的なマテリアルの筆頭といえる。ボール ウォッチは今後、「904L」を積極的に採用していく方針だ。

タフなボール ウォッチの外装素材に相応しい「904Lステンレススティール」は、高硬度なことから成形加工に特殊な技術が必要で、どのメーカーでも扱えるという“シロモノ”ではない。そして経年耐性が優秀で、磨くほどに美しい光沢をキープする。だからこそ、「304」や「316L」に比べると高価である。しかしボール ウォッチは本作で、機械式時計ビギナーにも優しい価格帯を実現した。

Contact info: ボール ウォッチ・ジャパン Tel.Tel:03-3221-7807

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