全世界のユニタスファン狂喜!ロンジンの新作は手巻きのガチミリタリー

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ロンジンは、1938年のミリタリーウォッチをベースとした限定モデルの「ヘリテージミリタリー 1938」を発表した。オリジナルのデザインをほぼ忠実に再現するほか、ムーブメントには大ぶりな手巻きムーブメントを採用する、愛好家好みのモデルだ。

ロンジン ヘリテージミリタリー 1938

ロンジン ヘリテージミリタリー 1938
Ref. L2.826.4.53.2。時計マニア驚喜の要素を詰め込んだロンジン ヘリテージミリタリー 1938。裏蓋がソリッドバックというのも好ましい。なお、アンスラサイトカラーのレザーストラップとコニャックカラーのNATO式ストラップが付属する。手巻き(Cal.L507.2、ユニタス6498-2ベース)。17石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約53時間。SS(直径43mm)。3気圧防水。世界限定1938本。予価29万1000円。

 2019年11月、ロンジンは、ヘリテージコレクションに「ロンジン ヘリテージミリタリー 1938」を追加した。ベースとなったのは、1938年のロンジン製ミリタリーウォッチ。そのデザインを復刻しただけでなく、ムーブメントには手巻きのユニタス(ETA)6498をベースとしたCal.L507.2を搭載する。ケースの直径はオリジナルに同じ43mm。しかし現在の時計らしく3気圧防水の性能を持つ。

 長年復刻モデルを手掛けてきたロンジンは、近年その純度をより高めてきた。復刻モデルにも必ず付いていた日付表示が省かれるようになり、スモールセコンドモデルの位置も適切になった。また、文字盤にはアンティーク仕上げを採用するなど、愛好家好みの要素を盛り込むようになったのである。自動巻きではなく手巻きのムーブメントを搭載し、ほぼオリジナルに同じ外装を持つ本作は、ロンジン復刻版の完成形と言えそうだ。

ロンジン ヘリテージミリタリー 1938

 見るべきは、アンティークなディテールである。風防はサファイアクリスタル製だが、アンティーク風のドーム状に成形され、文字盤と針に配されるスーパールミノバにも、退色したようなクリーム色が与えられた。リュウズも、ロンジンが言うところのアンティークな「ウニ形」で、ケースバックもあえてのソリッドバックだ。トランスパレントを好む愛好家は少なくないが、1938年の忠実な復刻と考えれば、あえてムーブメントを見せないのは正しい。

 手巻きのCal.L507.2は、ユニタス6498をベースにしたもの。1960年代後半に完成したこの懐中時計用ムーブメントは、基本設計を1930年代にさかのぼる古典中の古典だ。現在、ユニタスにはふたつのグレードが存在するが、ロンジンは高性能な6498-2をベースムーブメントに採用。ベーシックな6498-1と異なり、振動数が1万8000/時から2万1600/時に向上したほか、パワーリザーブも約46時間から約53時間に伸びている。今やユニタスを載せたモデルは少ない上、ハイスペックな6498-2を使えるのは、ETAと同じスウォッチ グループに属するロンジン以外にない。そう考えると、本作はムーブメントマニアも手にすべきだろう。なにしろ、ユニタスの6498-“2”が買えるのだから。

L.507.2

ロンジン ヘリテージミリタリー 1938が搭載するのが、手巻きのL.507.2。ベースとなったのは、古典中の古典であるユニタス(ETA)6498。ETAと同じグループに属するというメリットを生かして、ロンジンは高性能版の6498-2を採用する。写真のL.507は標準的な緩急針が付いているが、おそらく現行品はエタクロンに変更されているはずだ。手巻き(直径36.6mm、厚さ4.50mm)。

 ディテールも良く、価格も控えめで、6498-“2”を搭載するロンジン ヘリテージミリタリー 1938。非常に魅力的なモデルだが、唯一「弱点」がある。こんな素敵なモデルなのにわずか1938本しか製造しないのだ。というわけで、魅せられた人は即ロンジンの各店舗で予約すべし。ブティック限定ではないため、全国の取り扱い店で入手できるはずだ。

(左)2019年の再生産版。(右)1938年のオリジナルモデル。ロンジンは、1938年に東ヨーロッパ向けに出荷されたミリタリーウォッチをほぼ忠実に再現した。右モデルのスペックは次の通り。Ref.4092。手巻き(Cal.17.26)。15石。1万8000振動/時。SS(直径43mm)。参考商品。


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